蔵やしき BLOG
未分類|2013年09月28日(土)

相聞歌

「五線紙にのりさうだなと聞いてゐる遠い電話に弾むきみの声」。

早世した歌人、小野茂樹が残した一首だ。
夜更けの通話だろうか。公衆電話からだろうか。
受話器から恋人の声が音楽になって流れ、耳をくすぐる。
自身の甘酸っぱい記憶がよみがえる人もおられよう。

こういう相聞歌が生まれるほどに、
電話というものには互いの息遣いまで伝えてくれる力がある。
しかし昨今はそんな機会がだいぶ減ったかもしれない。
携帯電話利用者の音声通話離れが進み、
NTTドコモの場合は1回線当たりの月間平均通話時間は109分という。
10年前より53分も短くなった。1日に3分半である。

原因はもちろん、電子メールやLINEなど通信アプリの普及だ。
恋のささやきも取引先との商談も家族への連絡も、
いまや何だって文字で返してしまう。
外国に比べても日本人はどんどん「話さない国民」になっているという。
かつてない書き言葉の隆盛ではあるが、やはりじれったい、ちょっと味気ない。

ネットの言葉はしばしば攻撃的になり、誤解を生む。
メールもそういう傾向を帯びやすいから用心したいものだ。
いつもとんがったメールをよこす人が、話してみたら意外にも心地よい語り口だった、ということもある。
絵文字、顔文字の感情表現も悪くないけれど、
「五線紙にのりさう」な弾む声にはなかなか敵うまい。

2013.9.2 日本経済新聞 春秋 より

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仕事的には電話が早いなーとおもいます。相手の声色で大体わかるし。
ブログでの装飾の利用は、まだ1年生です。みんなの絵文字や顔文字の意味、笑えます(*^o^*)
今までは、ちんぷんかんぷん。今でも多用は(-“”-;) ですが。

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